渡邉帆南美
京都府出身の芸術家です。 私にとって、芸術とは、未知のものと出会い、自分をアップデートする試みです。 今見ている視点とは違う視点と出会うことで、今までの価値観が揺さぶられ、時に大きな変化を生むことが、芸術の面白さだと思っています。 そこで、異なる技法を用いた作品を制作し、多様な視点の可能性を探究しています。 作品は、一度完成させたアナログ画の画像を元に、デジタルで別の角度からコラージュすることで、偶然や視点の変化によって見え方の変わる作品《デジタルカメレオンシリーズ》や、ライトを当てる事でキャンバスに隠された絵柄が浮かびあがり、見落としがちな視点を表現する《マジックトラベルシリーズ》、その日見た空の写真を組み合わせてその印象が変化することを表現した《カレイドスコープシリーズ》、生活に身近なところで表現をしたアートグッズなどがあります。 現代社会における様々な視点を探求し、皆様と共に日々の可能性を考えます。心理学的にも一つの視点に固執した思考にならない事が健康に必要な力であると言われています。 これらを表現した私の作品を、着たり、身につけたりしていただくことで、 皆様の身近なところで、楽しい日々を過ごすための一つのきっかけになれれば幸いです。